2009-06-21 鼈甲飴 世界 今日もまた鼈甲飴のような夜を剥がしては舐めるのだ。 外は小雨が降っていて、雨音が波紋を描いて部屋に忍び込むのでそいつも一緒に食べてしまおう。食べきれなくても冷蔵庫には入らないのだ。何せ朝には欠片も残らないのだから。