ブルーにこんがらがって

窓の外の観覧車を眺めながらいつまでも羊の数を数える。

時折、観覧車に乗っている人達が僕に手を振ってくる。


僕は目をそらすと、もう眠ってしまった君の頭を三回だけ撫でて目を閉じる。

窓の外で回る観覧車を瞼の裏で綿密に描いて、悪い夢を遠ざけている。


休むことなく観覧車は回る。瞼の裏で、こうやって。