つまらない詩を綴った紙飛行機を屋上から一階の恋人の元まで飛ばした。 僕らのアパートは三十三階建てだったので返事が届くまでの間、退屈だった僕は今宵を我が物顔で支配している満月を黒いペンキで塗りつぶして遊んでいた。僕が百分の一ぐらい塗りつぶした…
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